2017.2.25

ソファーズの高密度ウレタンの特徴

前々回のブログ記事【クッション】では、ソファーズのソファのクッション構造について、前回の【フェザー】では、クッションの中材の一つ「スモールフェザー」についてご紹介しました。今回はクッションのもう一つの中材、「高密度ウレタン」についてご紹介いたします。

ウレタンとは「ポリウレタンフォーム」の略称で、ソファやチェア、車や電車のシート、ベッドのマットレス他、私たちの身近にある製品にも数多く使用されている素材です。

ウレタンには密度という単位があり、各辺1mのサイコロ1つあたりの重量が10kgの場合の密度は10kg/㎥と表され、その密度が低いほど柔らかく、高いほど硬いウレタンとなります。また、この密度はウレタンの硬さだけでなく耐久性にも大きく関係していて、密度が高いほど耐久性が高くなる、つまりヘタリにくくなるという性質を持っています。

一般的なソファには20〜30kg/㎥程度の密度のウレタンが使用されることが多く、それより密度が高いものは「高密度ウレタン」と呼ばれます。ウレタンの密度が高くなると、その分価格も高くなる為、高密度ウレタンは高級ラインのソファや、品質・耐久性をより重視したソファに使用されることが多くなります。

ではソファーズで使用しているのは、どれくらいの密度のウレタンなのでしょうか?

ソファーズでは、メインのウレタンに50~75kg/㎥の密度のものを使用しています。一般的なソファに用いられる高密度ウレタンと比較しても圧倒的なスペックですが、もともとはソファ用ではなく「ボルダリング競技における着地点マット」など、非常に高い衝撃吸収性能を必要とするモノの為に開発されたウレタンなのだそう。高耐久という特徴を持っていることから、頻繁に取り替える事ができない新幹線のグリーン車の座席等にも採用されているようです。

とはいえ、「耐久性ばかり追求して硬い高密度ウレタンを使用したら、座り心地が悪くなるのでは…?」と皆さん不安に思うかもしれません。

しかしご安心ください。
ソファーズでは、背クッション・座面クッションともウレタンが「積層構造」になっていて、重ねるウレタンの密度や厚さをそれぞれ変えることで、全てのソファの座り心地を緻密にコントロールしています。芯や底の部分には特に密度の高いをウレタンを、身体に近い外側には柔らかめのウレタンを重ねて複層の構造になるよう作っていますので、体圧分散力が高まり体への負担も格段に軽減。ふんわりソフトなソファから、もっちりとした弾力のあるソファ、適度に硬めのソファまで、豊富なラインナップからお選びいただく事が可能となっています。

ちなみに、いくら高耐久と言っても残念ながらウレタンは特性上、消耗品。空気に触れると酸化してしまうため、どんなに高価で高密度であっても、いずれへたってしまいます。でもご安心いただきたいのが、ソファーズのクッションの機能性です。

全ての機種で、ウレタンが取り外せる作りになっているのです。クッションカバーを開けるとフェザーバッグが入っていて、さらにその中に取り外し可能な高密度ウレタンが入っています。(※オールウレタン仕様のsofa FRMのみウレタン交換不可となります。)

「へたったら買い替える」のではなく「メンテナンスをして使い続ける」ことができるのが、ソファーズが高い支持で選ばれる理由の一つです。

このようにソファーズのソファは長年ご愛用いただくことを想定して作られ、座り心地だけでなく耐久性、機能性への工夫がぎゅっと詰まっている為、私たちも自信を持って「一生モノのソファ」と皆さんにご紹介できるのです。

ソファーズの特徴である、「高密度ウレタンのしっとり感ある座り心地」を、是非店頭でお試しくださいね。