ウェービングテープ
これまでに、ブログ記事:【ソファのフレーム】 でソファーズのソファフレームの「素材」について、【ソファのフレーム2】ではそのフレームの「構造」についてご紹介しました。
ソファーズのソファは、「極上の座り心地」と「高い耐久性」を叶えるため、素材と構造にとことんこだわって、日本のソファ専門工房の熟練の職人が一品一品丁寧にお作りしています。他社のソファと比べていただくとよくわかりますが、それらのこだわりは、時には「オーバースペックでは?」と言われる程。
ソファのフレームも、他社のものと比較すると、桁違いの耐久性を持たせて頑丈に作られています。
では、なぜここまで頑丈に作る必要があるのでしょうか?
今回はその理由についてご紹介いたします!
理由の一つは、少しでも長く皆様にお使いいただけるようにという思いから。高い耐久性を持つ頑丈な構造を作り上げ、また、消耗品であるクッション材(ウレタン、フェザー)や張り地も耐久性に優れた高品質な素材を厳選していますので、パーツ毎に交換や修理を行っていただくことで、一生涯に渡って大切なソファをご愛用いただくことが可能となります。
そして、もう一つの理由は、【ソファのフレーム2】 でもご紹介したウェービングテープにあります。ウェービングテープとは、ソファフレームのクッション構造に用いられているゴム状のテープのこと。ソファーズでは、このウェービングテープを1本あたり20kgの張力でフレームに固定しています。3人掛けソファだと約30本のテープを張っているので、フレーム全体には600kg近い負担が掛かることになります。「座り心地」を追求した結果、メーカーが推奨する張り方の約2倍の高密度で張り込んでいるため、並大抵の強度ではフレームがその負荷に耐えられないというわけです。
「ウェービングテープ」の他、「Sバネ」「コイルスプリング」など、ソファのベースに使用されるクッション構造にはいくつかの種類がありますが、ソファーズではイタリア製の最高ランクのウェービングテープを採用しています。このテープは、通常はイタリア国内のハイブランドソファにしか使われていないもの。技術流出を避けるために輸出の規制があったのですが、メーカーとの協定により、日本国内のソファメーカーとして唯一使用が可能に。
このテープにより、おしりや腰に負担が掛からない、衝撃をしっかり吸収してくれる耐圧分散性の高い構造が実現。Sバネ等にある金属のスプリング特有の「跳ね返り感」や、すのこ等のような「底付き感」のない、「体重を受け止めてくれる」贅沢な座り心地が得られ、この座り心地がソファーズのソファの特徴の一つとなっています。さらに体重の掛かった座面クッションの体圧もウェービングテープが分散してくれるので、ウレタンの消耗が軽減されやすい効果もあるのです。「極上の座り心地」と「高い耐久性」を追求した先に、こだわり抜いた「素材」と「構造」があり、おのずと高い機能性が付随してくるということです。
ソファーズのソファにはまだまだ厳選した素材を採用しています。
それについては、また次回でご紹介いたします!