2017.1.3
ソファのフレーム2
ソファのフレーム2
前回はソファーズのソファのフレーム、その中でも【i.骨格部分の木枠】の種類について簡単にご紹介しました。
今回はそのフレームをどのような構造でお作りしているのかご紹介いたします。
前回の記事でご紹介した通り、フレーム下部には丈夫な無垢材を使用しています。
その無垢材同士を接合するのに「三枚組継ぎ」という高度な技術を取り入れて固定しています。
これは、部材同士をピッタリはめ込むことで強度が増す、組木の技法です。
またソファがイスと比較してもアームや背もたれにより負荷が掛かる家具だからこそ、施している工夫があります。
ソファーズでは、フレームの下部とアーム部分の接合にオリジナルの金具を使用して固定しているのです。
家具の故障の原因の多くはボルトの緩みです。
ボルトが緩むことにより局部的、全体的にガタツキが生じます。
そこでソファーズでは、一般的にあまりこだわることのない金具部分にもこだわっています。
ソファーズのソファで使用している金具は、建築現場において梁などで使用する金具を、ソファ専用に作り変えたオリジナル金具です。
それを電気工具で締め、最後は人の手でしっかりと確認をして固定します。
「強固なフレーム」を実現させるために見えないところにも妥協をしないことがソファーズのソファの最大の特徴であり強みです。
その「強固なフレーム」を追求しているのには、ソファの耐久性を考慮している以外にも理由があります。構造上、「強固」でなければならない理由があるのです。
それはソファにとって最も重要な座り心地に大きな影響を与える、「ウェービングテープ」(フレーム下部の緑色のテープ)を使用していることに関係します。
では次回、その理由についてウェービングテープのご紹介を交えてお話しいたしましょう。